遺言書のひな形・サンプル

■遺言書のひな形・サンプル
相続に際して、遺言書のひな型・サンプルを以下にご紹介します。遺言書の作り方の参考になれば幸いです。
なお、ここでの遺言書とは、自筆証書遺言書を指します。

遺言書

遺言者　甲野一郎は次の通り遺言をする。
１、妻　甲野花子　には、次の財産を相続させる。
　（１）千葉県松戸市○○１丁目２番
　　　宅地：34.56平方メートル
　（２）同所同番地所在
　　　家屋番号：同市○○番
　　　木造瓦2階建居宅1棟
　　　床面積：1階　12.34平方メートル
　　　　　　　2階　12.34平方メートル
　（３）前記家屋内の家財・家具・現金その他一切の財産
　（４）遺言者が○○銀行本店の貸金庫内に保管中の公社債その他の有価証券全部

２、長男　甲野次郎には、遺言者の経営する○○鉄工所の後継者に指定し、次の財産を相続させる。
　（１）千葉県松戸市○○3丁目4番
　　　宅地：56.78平方メートル
　（２）同所同番地所在
　　　家屋番号：同市○○番
　　　鉄筋コンクリート造2階建工場
　　　床面積：1階　34.56平方メートル
　　　　　　　2階　34.56平方メートル
　（３）遺言者が千葉県松戸市○○5丁目6番7号に対して有する貸金債権前部
　（４）○○製鉄株式会社株式　○○株

３、長女　甲野幸子　には次の財産を相続させる。
　（１）遺言者が○○銀行○○支店に対して有する定期預金債権の全部
　（２）遺言者が○○証券株式会社本店に保護預け中の国債全部

４、子の遺言者の遺言執行者に妻　甲野花子　の弟である千葉県松戸市○○7丁目8番9号甲野九右衛門を指定する。

令和元年○○月○○日
　遺言者　甲野一郎　実印

■遺言書の記載事項

※必ず本人が手書きで書く（財産目録を除く）
・日付
・表題（遺言書であることを示す）
・相続人の氏名
・財産に関する遺言事項
　〇相続分や遺産分割方法の指定
　〇遺贈
　〇寄付や一般財団法人の設立
　〇信託の設定
・身分に関する遺言事項
　〇子供の認知
　〇未成年後見人の指定
　〇推定相続人の廃除
・遺言執行者の指定
・祭祀承継者の指定
・生命保険受取人の指定

遺言に書かれるもののうち、法的に効力が生じるのは上記のような事項に限定されています。

相続・遺言書の作成についてお悩みの方は、お気軽になべくら総合法律事務所までご相談ください。